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商品カテゴリ > 鳥繁産業 鮮度保持剤 > エバーフレッシュ(脱酸素剤)

エバーフレッシュ(脱酸素剤)

脱酸素剤エバーフレッシュ

特長

脱酸素剤の主成分は、鉄粉、無機材、塩分などです。
鉄が錆びる時に酸素と結合する働きを元に、密封した容器内の酸素を吸収し、酸化や腐敗など酸素による食品への悪影響を防ぎます。
空気中には、酸素が約21%、窒素が78%存在します。
脱酸素剤は、その中の酸素のみを吸収します。脱酸素剤を正しくご使用になると、容器内を無酸素状態にし、酸素に起因する食品の変質が防止できます。 したがって、食品の鮮度が保たれ、長期保存が可能となります。
但し、酸素がなくても繁殖する菌(一般的には「嫌気性菌」といわれるもの)に対しては、脱酸素剤を使用しても効果は発揮されません。

  • カビの発生を抑えます
    脱酸素状態(酸素濃度0.1%以下)でカビの発生を抑制できます。酸素バリア袋と熱シール機との組み合わせで脱酸素包装することにより、食品の保存性が高まります。
  • 油脂の酸化を防ぎます
    油脂は酸素と反応して劣化していきます。脱酸素包装によって油脂の酸化を防ぎ、食品のおいしさを保ちます。
  • 風味と栄養素を保ちます
    コーヒーやお茶などの香りや、それらに含まれるビタミンCなどの栄養素も時間とともに失われていきます。脱酸素状態にすることで風味や栄養素を保ちます。
  • 食品の変色を抑えます
    食品は酸化により、退色したり、変色したりします。脱酸素包装により色素の変化を抑えます。
  • 防虫効果に優れています
    食品に限らず、美出品、毛皮、衣類、薬品などの防虫、防カビ、酸化防止に役立ちます。

QJタイプ・KWXタイプ

脱酸素剤エバーフレッシュQJタイプ

QJタイプ(鉄系 自力反応型)は空気に触れるとすぐに酸素の吸収をはじめます。 酸素の吸収が早く、水分活性が高めで、傷みやすい食品の保存に適しています。
QJタイプは従来品Qタイプから最大30%サイズダウンを実現したものです。 ゴミの排出量を少なくした環境配慮型製品です。 酸素吸収能力はQタイプと同じです。

適している食品 バームクーヘン、カステラ、人形焼き、パウンドケーキ、マドレーヌ、まんじゅう、半生菓子など
適用範囲 水分活性値(AW)0.95以下の食品
酸素吸収速度 0.5日〜1日
作業時間 2時間以内
使用期限 未開封で製造日より6ヶ月 ※1
装填位置の注意 包装内の空気の流通の良い場所。
品番酸素吸収量 製品サイズ ケース(小袋) 小ロット
QJ-2020cc 25×30mm 8000個 200個
QJ-3030cc 30×30mm 6000個 200個
QJ-5050cc 30×40mm 5000個 200個
QJ-100100cc 40×40mm 3000個 200個
QJ-150150cc 45×40mm 3000個 200個
QJ-200200cc 50×50mm 2000個 200個
QJ-300300cc 45×60mm 1500個 200個

脱酸素剤エバーフレッシュKWXタイプ

KWXタイプ(鉄系 水分依存型)は高水分の食品専用です。食品から蒸散してくる高湿度の空気に触れると、酸素の吸収を始めます。通常の空気中ではほとんど酸素の吸収が行われず、作業性に優れています。

適している食品 白玉、蒸し饅頭、どら焼き、チーズ、餅、生麺、味噌、生わかめ、佃煮、あんぽ柿など
適用範囲 水分活性値(AW)0.85以上の食品
酸素吸収速度 0.5日〜1日
作業時間 12時間以内(高温多湿な環境では、酸素の吸収が行われるので6時間以内で作業をしてください。)
使用期限 未開封で製造日より1年 ※1
装填位置の注意 商品から蒸散される水分の届きやすい場所。
品番酸素吸収量 製品サイズ ケース(小袋) 小ロット
KWX-2020cc 37×37mm 10000個 400個
KWX-3030cc 37×37mm 8000個 400個
KWX-5050cc 40×45mm 7000個 350個
KWX-100100cc 40×45mm 5000個 250個
KWX-200200cc 44×50mm 3000個 150個
KWX-300300cc 50×60mm 1800個 120個



※1・・・ ケース商品の場合は箱に製造日の記載がございますが、袋単位ですと記載がございません。当店ではご注文毎にメーカーから新しい商品を取り寄せており、製造から1ヵ月以内の商品をお届けしますので、QJタイプの場合はお届けからおよそ5ヶ月、KWXタイプの場合はお届けからおよそ11カ月の使用期限とお考えください。また、未開封で冷暗所に保存した場合の期限となります。開封後はお早めにお使い下さい。

サイズの選び方

密閉した袋の中を脱酸素状態にするには、脱酸素剤の吸収可能な酸素量が、袋に入っている酸素の量より多い必要があります。脱酸素剤のサイズを選ぶ際は、袋の中の酸素量を概算し、やや大き目の数字のものを選びます。

サイズ計算方法

使用方法

段ボール開封時にカッターは使用しないでください。商品を傷つける可能性があります。

脱酸素剤状態にするには、1.ガスバリア性の高い包装材料、2.商品に適したタイプ・サイズの脱酸素剤、3.完全に密封できるシール機、4.脱酸素剤の適正な取り扱い が必要です。

商品が届いたら確認して下さい

脱酸素剤確認
未開封の不良品は良品と交換が可能ですのでご連絡ください。

脱酸素剤が余る場合は、まず残った分をシールしてから作業を行って下さい

脱酸素剤同士が重なった状態で空気に触れると、熱がこもり劣化が早くなります。重ならないよう平らなトレー等に並べて作業を行って下さい。

脱酸素剤使い方

ガスバリア性の高い包装材料を使用し、シール不良がないよう完全に密封して下さい

袋の中を脱酸素状態にするには、酸素透過度の低い袋(ガスバリア袋)を使う必要があります。また、完全に密閉するため、袋の素材や厚みに適したシーラーを使い、シール不良の原因となる汚れやシワがないか注意してシールする必要があります。シール幅が広い10mm以上のシール機をおすすめします。

脱酸素剤使い方 脱酸素剤使い方

使用上の注意

  1. ・エバーフレッシュの使用期限は未使用で冷暗所に保管した状態での期間です。
  2. ・個包装を厳重にしていたり、真空パックにしたものに入れた場合、脱酸素ができません。
  3. ・次に示す状態での使用は酸素検知剤の性能が低下する恐れがありますので避けて下さい。
     ■高温(40℃以上)もしくは低温(5℃以下)の場合 ■乾燥状態が強い場合 ■炭酸ガス濃度が高い場合
  4. ・足踏み式や手押し式のシーラーの場合は作業者によりシール圧やシール具合が変わることがあります。作業者が変わった場合はその都度正しくシール出来ているか確認して下さい。
  5. ・酸素検知剤の小袋を破ったりしますと商品への着色・誤飲のおそれがありますので避けて下さい。
  6. ・酸素検知剤が部分的に紫色に見える場合がありますが、全体的にピンクであれば包装内は脱酸素状態となっています。
  7. ・酸素検知剤は熱・光・乾燥には強くありません。直射日光下や蛍光灯下に長時間放置しないで下さい。
脱酸素剤使い方

袋とシーラー

ガスバリア性の高い袋

脱酸素剤をパックするには、酸素透過度の低い袋(ガスバリア性のある袋)を使う必要があります。多数種類がありますので、用途に合った袋をお選びいただけます。

>>ガスバリア性の高い袋のページ

>>詳しい対応表はこちら

おすすめ商品の一部をご紹介!
  • ナイロンポリG

    お買い求めやすいナイロンポリ袋の中でも酸素バリア性に優れているタイプです。-40℃の冷凍食品包装から、85℃30分の高温ボイル殺菌まで幅広く対応できます。

  • VM規格袋 Aタイプアルミガゼット袋

    ガスバリア性・防湿性ともに優れています。遮光性と保香性も良好で、食品の変色を防ぎ長期保存できます。

  • 合掌ガゼット袋

    シリーズ全てガスバリア性があり、真空包装・脱酸素剤・油物に対応しています。和洋菓子によく使われる、マチのある袋です。

シーラー

シール幅が10mm以上の、しっかりとシール出来るものがおすすめです。特にマチのある袋には、上下加熱式のシーラーが必要です。当店では信頼のメーカー富士インパルスのシーラーを取り揃えております。

>>富士インパルス製シーラーのページ

おすすめ商品の一部をご紹介!

  • 厚物ガゼット袋用シーラー

    シール幅10mm、上下加熱式。ガゼット袋など厚みのある袋をシールできる卓上シーラー。アルミガゼット袋にも対応します。

  • ベルトシーラー太陽シリーズ

    シール幅10〜20mm、上下加熱式。小型、軽量のベルトシーラー。作業をスピードアップさせたい場合や、大量生産をお考えならこちら!

  • ショップシーラー

    両手で袋を持ってシールできる、お買い求めやすい卓上シーラーです。※シール幅が5mmで片側加熱式なので、シール具合により密封性が弱くなることがあります。

保管方法

15℃以下で光が当たらない場所(冷蔵庫など)に保管して下さい。
また、袋に傷(ピンホール)をつけないように保管してください。
再シールしたエバーフレッシュはできるだけ長期保存しないでください。未開封の商品は、検知剤の色と袋の脱気状態を確認して下さい。検知剤がピンク色でも、エバーフレッシュが触って硬化していれば使用しないでください。

小分け保存におすすめの袋とシーラー

1袋100個の少量パックで販売していますが、1度に10個程度しか使わないという場合は、1度に使う数だけ小分けにして保管すれば何度も袋を開けなくて済みます。
できるだけ中の空気を追い出してシールする必要があります。可能であれば脱気シールがおすすめです。

  • ナイロンポリG

    お買い求めやすいナイロンポリ袋の中でも酸素バリア性に優れているタイプです。

  • 真空パック器 ダッキー(DUCKY)

    お買い求めやすい価格の脱気シーラー。シール幅が4mmと狭いので、シール具合により密封性が弱くなることがあります。

  • 業務用脱気シーラー V-301

    10mmヒーターでしっかり脱気シールできます。上下加熱タイプもございます。

よくある質問

「食べられません」の中身は何ですか?
エバーフレッシュ(脱酸素剤)の主成分は鉄粉とゼオライト、食塩、活性炭です。 鉄粉は酸素を吸収するために使い、ゼオライトは天然鉱石で保水剤として使用します。 その他の材料は酸素吸収を促進させる補助剤となります。 (その他にもビタミンCを使ったものもあります。)
ゴミとして捨てる時にはどうしたら良いですか?
いずれの包装材料ともプラスチックフィルム(紙を含んだ)と内容物からなります。各市町村のルールに従って廃棄して下さい。
保存期間はどれくらいですか。
未開封の場合、製造日から6ヶ月が目安です。(商品によっては短いものもあります。)
乾燥剤と一緒に入れても問題ないですか。
一緒にご使用いただけます。但し、エバーフレッシュと乾燥剤が接触した状態でご使用になると性能が低下することがありますので、接触しないように入れて下さい。
未開封のエバーフレッシュの外袋が緩くなっているが、中の検知剤はピンク色をしている。使っても大丈夫ですか。
未開封の袋の端を持って持ち上げた時に、商品が下にずり落ちるほど空気が入っている場合は何らかの異常があると考えられます。商品は使用しないようにお願いします。保証期間内の場合はお取り換え致しますのでご連絡下さい。
1袋全て使わないけど、残ったのはどうすればいいの。
はじめに必要な分ずつ袋に小分けしてご使用ください。 もしくは、使用する際に必要な分だけ取り出し、残りは袋内の空気をできるだけ抜いてシールをし、酸素が入らない状態にして保管して下さい。
作業中にエバーフレッシュが熱を持ってきたのですが大丈夫ですか。
エバーフレッシュが酸素を吸収する際は熱を発します。そのため、御使用時はエバーフレッシュをトレイなどに広げて熱がこもらない環境を作ってご使用ください。
外装袋に残っているものは先に熱シール機でシールを行なうことで、発熱がおさまります。
ただし、熱くなり外装袋内で水滴がつくような状態の場合は反応がかなり進んでいますので、ご使用にならないで下さい。
食品に封入したエバーフレッシュが正しく機能しているか見分けるにはどうしたらいいの。
エバーフレッシュが酸素を吸収すると、商品の袋がシール直後よりも圧縮されるため、袋の収縮具合で確認ができます。(商品の種類によっては減圧しないタイプもあります)
もしくは酸素検知剤を一緒に封入すれば、色によって確認が可能です。
エバーフレッシュを封入した食品を冷凍庫で保管しても問題ありませんか。
エバーフレッシュは温度が氷点下になると動きを停止します。そのため冷凍庫に入れる前に、常温で5〜6時間置いて、ある程度の酸素吸収をしておく方が食品保存の上で効果的です。 (常温に戻せばエバーフレッシュはまた動き始めます)
エバーフレッシュを入れた状態で加熱殺菌をしても大丈夫ですか。
食品性状、包装形態、加熱条件などによりエバーフレッシュが破裂したり、内容物の染み出し、酸素吸収の停止が起こることがあるため、お勧めしておりません。
袋が減圧するため見栄えが悪くなることを防ぐ方法はありませんか。
例えば、カステラ等で袋いっぱいに食品が入る場合は、袋の中に空気を多めにした状態でシールすると、エバーフレッシュが酸素を吸収した後にちょうど良い圧縮状態になります。
※袋の中の空気を多めに残すことにより酸素量が増えるため、エバーフレッシュのサイズを大きくする必要がある場合もあります。 あるいはガス置換を併用していただく方法もあります。
袋に合ったサイズを使用しないと効果がないのですか。
適合サイズより小さい物を使用すると、袋の中の酸素を吸いきれなく効果がありません。大きい分には問題がありませんが、その分コストが高くなってきますので、適合サイズで使用されることをお勧めいたします。
冬場は問題なかったのに、暖かくなると商品の痛みが早くなったのですが。
気温が低く、空気も乾燥するため、微生物の増殖力が低下する冬場に比べ、暖かくなると脱酸素状態でも増殖できる酵母菌や嫌気性菌なども含めて、微生物が活発に増殖するようになり、食品が傷みやすい環境になります。
一般にカビが生えやすい食品にエバーフレッシュを使用する時は、冬場の保存試験だけでは不十分です。気温が上昇する季節に再度、実装による保存試験を行ってエバーフレッシュの再選定をし、賞味期限を設定して下さい。
エバーフレッシュを入れてパックした袋が、膨らんできたのですがどうしたのでしょうか。
食品の発酵により炭酸ガスが発生し、袋が膨らんできたと考えられます。
発酵は脱酸素状態でも増殖可能な酵母などによって起こるため、エバーフレッシュで防ぐことはできません。
この場合、初発菌数を抑えることが重要で、食材の保管状況の見直し、作業環境や包装工程の衛生管理を高めることで予防が可能です。
子どもがエバーフレッシュを食べてしまったようなのですが大丈夫ですか。
エバーフレッシュは食べられませんが、主成分は鉄粉、無機材、塩分などです。公的機関による急性毒性試験で安全性が確認されています。
中身の粉末を誤って食べたり、食物と一緒に煮込んだ場合でも異常がなければ、水を飲んで様子を見て下さい。
誤食後、何らかの自覚症状があれば、医師の診断を受けて下さい。

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