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真空について

真空包装JIS=日本工業規格にでは、真空は「大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間内の状態」となっています。

周りの大気圧より低い状態であれば、真空ということができるのですね。

では、みなさんは「真空パック」と聞いて何を想像されますか?内容物を入れた袋の中の空気を完全に抜いてしまった状態と思いがちですが、 科学的にはこの状態は「絶対真空」といい、絶対真空を作り出すことは現在不可能だと言われています。

袋の中が大気圧より減圧になっていればそれは「真空パック」として表現される、ということになるのです。


真空パックをする目的

食品などを真空パックする目的は、主に以下のものがあげられます。

●酸化を防ぐ

食品に含まれる油脂成分が空気に触れると、空気中の酸素、湿気、熱、光、金属イオン、微生物あるいは酵素などの作用によって、 不快な臭いを発し、味が劣化してしまいます。劣化した食品は、油脂成分が変化した食品は栄養価値が低下し、 さらに酸化が進むと毒性を示すようにもなってしまいます。

食品を保存する場合は、なるべく空気に触れないように真空パックすると、 長期間おいしくて新鮮な状態を保つことができるのです。他には酸化防止剤を入れたりするのも効果的です。

●カビや細菌の繁殖を防ぐ

カビや多くの微生物は酸素がある場所で増殖していきます。よって酸素がない状態で保存すれば、カビや細菌の増殖を抑えることができるのです。 真空パックすることで、食品の周りの酸素をかなり減らすことができます。

●内容物を固定させて配列しやすくする

真空パックすると、袋の中で内容物が移動しにくくなります。店頭において袋に入った商品を配列する場合、どうしても不安定になりがちですが、 真空パックすることで配列しやすくなるというメリットがあります。

●かさを減らせる

買ってきた食材で冷蔵庫の中がいっぱいになってしまって・・・ということはよくありますよね。 生野菜をはじめ、お肉、お惣菜など真空パックしておくと、上記のように長期保存できるだけでなく食材そのもののかさが減りますので 冷蔵庫の中が有効活用できます。 もちろん、コーヒーやお米などにおいても真空パックされていると場所を取らないですのでスペースを有効活用することができます。

最近では、環境問題への取り組みからスーパーでもお肉などにトレイを使用しない、といった動きが出てきています。 そしてそういったスーパーは食材を真空パックして販売するケースが増えてきているのです。

真空パックに適した袋とは

真空パックに適している袋の条件として、やわらかいこと(フィルムのコシが柔軟なこと)があげられます。

真空とは、袋内の空気を抜くことです。空気を抜いていく過程で袋は中の食品などに密着していきますので、 袋の素材は柔らかいほうが食品への密着性が高まり、真空度が高くなるのです。

また、ピンホール(穴)が空いては真空包装の意味がなくなってしまいますので、耐ピンホール性の良さも必要とされます。 衝撃に強く、耐寒性にすぐれていることも必要です。

そして、ヒートシール性があること。

真空パックするには、真空パック器(脱気シーラー)を使うのが一般的です。シーラーでは、まず脱気をしてから袋の口を熱で閉じますが、 その際に袋の素材にヒートシール性がないとしっかりくっつかず、封入口から空気が入ってきてしまいます。

テンポアップでは真空に適したナイロンポリ袋を多数ご用意しております。(それぞれの適正は一覧表ご確認ください。)

また、ガスバリア性(=気体を透過させにくい性質)の高い袋を用いるとより効果的です。

シールに適した袋とは

真空包装に適した袋食品などを真空パックするには、袋に内容物を入れたあと、真空(脱気)できるシーラーで中の空気を抜いていきます。 その後、袋の口をシール(封緘)して密封します。

そのためには、ナイロンとポリエチレンを貼り合せたフィルムでできた袋(ナイロンポリ袋)を使用します。

ポリエチレンは、ヒートシール性(=熱で溶ける性質)があるため、シーラーで熱を加えることで溶けてナイロン同志をくっつけてくれるのです。

ナイロン単体は耐熱温度が高いため、ナイロンのみでできている袋はシールしようとしても、できませんのでお気をつけください。